今回はドイツ・バイエルン州の小さな美しい街、Illertissen(イラーティッセン)で年に2回開催される、ガーデン・フリーマーケット「Kraut & Krempel」をご紹介します。
YouTube動画はこちらからどうぞ👇
当日は4月上旬というのに雪模様。。。積もっているところもちらほらとある中、車で現地に向かいます。ミュンヘンから車でおよそ2時間、バイエルン州西に位置するイラーティッセンという町に向かいます。
イラーティッセンはイラー川のほとりにある小さな美しい町で、この日は町役場の隣でマーケットが開かれていました。新鮮な野菜や加工品などの食料品をはじめ、花や植物、雑貨などが販売されていました。
今回目指す、ガーデン・フリーマーケット会場へは、この町役場の前から専用のシャトルバスで向かいました。コロナの影響で長く中止となっていましたが、ようやく今年は2年ぶりの開催とあって開店時間の朝9時頃には既に多くの賑わいが!
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Kraut & Krempel
Staudengärtnerei Gaißmayer und Museum der Gartenkultur
Adress: Jungviehweide 3, 89257 Illertissen
「Kraut & Krempel」直訳すると「雑多なもの&ガラクタ」ガラクタと思うか、古くて渋い!と思うかは個人差はありますが、庭を飾るヴィンテージ雑貨がとにかく豊富です。庭を飾るデコレーションを始め、ブリキや琺瑯のバケツ、古い木箱などたくさんあります。
これは100年以上前の暖炉で今も現役で使えるそうです。
脚付きのレトロな裁縫箱。
これは昔洗濯する時に使われていた道具だそうです。押し洗いできる道具かもしれませんね。
この綺麗なカラフルなボトルはソーダー水を作るための瓶。
ヴィンテージ・インテリアでも人気のアイテムです。
ビンテージの瓶のレトロなデザインと輝きにうっとり・・・
薬局で薬品を入れるのに使われていた古い瓶たちもいい味を出しています。
ヴィンテージパーツを組み合わせたガーデニング・デコレーションもたくさんありました。例えばこれは古いロッカーの木の扉にいい感じに錆びたレトロな箱が取り付けられていて、植木鉢などをおしゃれに飾ることができます。
その他にもオリジナルのヴィンテージ手作りデコレーションがありました。
青い風車が空に映えていました。
材料も古いものを使ってあるようで佇まいに味があります。
ヴィンテージのガラス瓶はいい味が出ていて、飾るだけでも様になります。これはフランス・アルザス地方で1930年に作られたレモネードの瓶。
ヴィンテージ・アイロンは遊び心があるデザインが多くあります。これは鳥をモチーフにしていて、彫刻も凝っています。
ブリキのタライやホーローのバケツもヴィンテージ風のガーデンを作る時には欠かせないアイテム。レトロな木箱も庭の工具や土や肥料を入れるのにいいですよね。
お店のディスプレイもそれぞれ個性があって面白いです。こんな使い方できるんだ!という思いがけないアイデアに出会うことも!
古いトランクが小さなお花畑に❣️
大好きな花を連れて旅行、なんてことも想像してしまいました🌷
昼食は会場の屋台でピザをとりました。ネギがトッピングされたじゃがいもとベーコンのピザで、ソースはサワークリームを濃厚にしたようなテイストのSchmand(シュマント)が使われていてコッテリとした味わいに。Schmand(シュマント)は脂肪分20%以上あるので、美味しいけど食べる量には注意。
これ☟は何だかわかりますか?
昔、消防士さんが火消しの時に使っていたポンプです。店主に「こんな渋い飾りなかなかないよ!」と勧められたのですが、我が家には飾れるスペースがない・・・
レトロな車で会場に来ていた老夫婦を偶然発見❣️ 車のフレームも一部「木」でできていておしゃれで見入ってしまいました。
私達の庭にも古い木枠の窓枠がありますが、味わいのある窓枠や扉もヴィンテージ雑貨の人気者。壁に立てかけたり、つる科の植物などを這わせたりしておしゃれに飾れます。
これは牧草地などで鍬を干すのに使われていた土台ですが、デコレーションを吊るしたり、植木鉢やバケツの干し台や庭の道具の収納としても使えます。お花屋さんではリースを掛けて展示するのに使われていたりもします。
小人はドイツの庭ではよく見かけるモチーフで根強い人気があります。日本のように可愛らしくメルヘンなデザインより、どこかおじさんぽいがリアリティーのある顔立ちが多い気がします。
新品には出せない味わい深い雰囲気を醸し出している琺瑯の容器たち。
庭に一つ置いたら庭の雰囲気がグッと渋くなりそう・・・
最後にこんな看板を発見!訳:「人生の半分は整理整頓!だけど残りの半分はもっと素晴らしい」整理整頓は大事だと考えるドイツ文化がよく現れた慣用句です。何か新しい雑貨を買って帰るにもまずは整理整頓をしなくては!雑貨をより楽しく飾ったり、楽しむために整理整頓も大事ですよね。ただし、人生には整理整頓よりも素晴らしいこともある、ということを改めて気付かせてくれます。
訪れた人はそれぞれ思い思いの掘り出し物に出会えたようです。戦利品をカートいっぱい運んでる人を多く見かけました。
この日の私たちの掘り出しものは1960ー1970年代の旧西ドイツで作られたW.GERMANYの花瓶。
今回はヨウラクユリを活けてみましたが、アンスリウムやストレリチアなどエキゾティックな花やカモミールのような小さくてかわいい花などがこの花瓶に合う気がします。
次回の開催は2022年10月15日(土)の予定です。
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Gras & Krempel
次回開催に関する詳細情報はこちら(ドイツ語のみ)
ご紹介してきたガーデニングファン必見のフリマ「Kraut & Krempel」ですが、いかがだったでしょうか? 良かったら短くまとめた動画もどうぞ❣️
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